歯というものは、一度削ったり抜いたりしたら二度と元には戻りません。
人間には、無駄な組織や部分などひとつたりともありません。
特に歯というものは、人間の機能面から考えても、またお子さまが発育していく上でも非常に大切なもの。
そんな歯を失うということは、人としての一生を考える上でも、その損失ははかり知れないものがあります。
大切な歯を残すという"保存的治療"は、カラダのバランスを大切に考える治療法なのです。
治療を始めるのはいつ頃が良いですか?
正常の発育で、10歳半から11歳前ならば、まだ犬歯が生えていません。それ以前の治療であれば、問題があるのは前歯だけなので、前歯だけの治療で終了するケースがほとんどです。できるだけ早いほうが、治療も楽に済むでしょう。
痛くはないのですか?
基本的には、痛みを我慢する治療ではありません。痛みを我慢してまで装置をつけておく必要はないので、装置をはずして早めに来院してください。装置を調整すれば痛みが改善されます。
1日のうち、どのくらいの時間、床装置を装着していれば良いですか?
寝ている時間を含めて、最低12~14時間は装着が必要です。食事や歯磨き、英語・国語・音楽などの授業の際の発音に支障が生じる場合には、装置を外しても構いません。小学生低学年のお子さんや、どうしても学校に付けていきたくない場合、上記の時間を満たすのならば家に帰って来てからつけても構いません。
治療費の目安はどのくらいですか?
東京都内における矯正の平均予算は、70万~100万円といわれています。私たちの"わくわく矯正"ならば、8歳未満で治療費用35万円、通院費3,150円、8歳以上でも36万円、通院費3,150円と大変リーズナブルな設定になっています。
矯正治療終了の目標を教えてください。
10歳未満のお子さんは、10歳までに終了させましょう。10歳以上のお子さんはできるだけ早く、14~17歳のお子さんは、2~3年を目安に自分で目標を決めて頑張りましょう。
矯正の終了の条件を教えてください。
歯の骨の周りの骨が安定すること。噛みあわせが安定すること。口が開いているなどの悪習慣がなくなること。この3つの条件がクリアできればOkです。その後も定期的なチェックは必要です。
治療終了後に逆戻りすることもあるのですか?
外見的に歯並びがキレイになっても、機能が回復しなければ、歯並びは元に戻ります。治療後も定期的な検診を行い、機能が安定した段階に移行した時点で、本当の治療が終了します。